昔語りだし長文だから読みたくない人はスクロールしてください

昔小学生のとき、いじめの加害者になったことがある。
私は特に被害者になるその子のことが嫌いとかではなかったはずで、でも特に何か嫌なことをされたわけでもないのになんとなく苦手だなって思ってた
で、ある日好きな漫画の話をしててその子が私と同じキャラを好きと言って、持ってるグッズのことを楽しそうに喋ってて、私より沢山持ってるのがなんかやたらと悔しくて、どうしてそんなことをしようと思ったかわからないけど当時の仲良しグループのリーダー格の子にあの子があなたの悪口言ってた的な嘘をついてしまった
それがきっかけでその子はグループから仲間はずれにされて無視されるようになって、私は最初それを楽しんでたと思う。今思えば最低だけど
で、グループのみんなも実は前から思ってたけど、とその子の悪口を言うようになった。あの子は人の悪口ばかり言う嫌な子だとクラスで噂になった
でも、私はその子が悪口言ってないこと知ってるんだよ。私はその子から人の悪口とか聞いた事なくて、その子が悪口言ったってのは私の嘘なんだよ
でもその嘘に尾鰭がついて、どんどんその子は嫌われてくの
でも、私もその子悪口言ってる時はなんかそれが本当にあったことのように思えるんだよね
私のは嘘だけど、他のみんなも言ってるしその子が嫌な子なのは本当だろうから、悪口言われても当然だって
でもある日、それもなんでか分からないけど急に怖くなった
自分がついた嘘でその子がこのまま学校に来なくなったら？もし最悪の決断をしてしまったら？
一度怖くなるともうずっと怖くて怖くて、学校に行って同じような悪口言ってる人らに囲まれて自分だけじゃない、悪いのは私だけじゃないって安心したかった
でもやっぱり不安は募るばかりで、私はとうとう自分の親にしたことを全部打ち明けた
母親は私を叱らず、一緒に謝りに行こうと言ってくれた
その子の家に謝りに行くとその子のお母さんが話を聞いてくれて(その子自身は塾に行ってたらしく不在だった)、どれだけ怒られるかと思ったらその子のお母さんは私の頭を撫でて「自分から言いにきてくれてありがとう」と笑ってくれた
自分のしたことを反省して泣きながら謝りに来てくれた子をこれ以上怒るなんてできない、と涙ぐみながら許してくれて、私さらに号泣
家の母親にはその後ちゃんと叱られた
次の日グループのみんなにもちゃんと正直に打ち明けた
ここではめちゃくちゃ怒られたし、その後当たり前だけど今度は私が仲間はずれにされて無視された
でも、しばらくするとそのグループのみんなも「私らも悪口言ってたのに、ごめん」とまた話しかけてくれるようになった
被害者の子にもちゃんと謝った
謝って許されることでは無いけど、その子はいいよ、と言ってくれた
今でもその子とは離れてるけどたまに連絡とるくらいに仲良いから余計に、あのとき気付けなかったらこの子とこうして話すことは出来てなかったかもしれないんだ、と怖くなる
やった事への罪悪感も消えない
今でも夢に見るくらい、当時の自分が許せない

でも、ここ最近のグミサポテテアンチを見ると、まさに当時の自分そのものだな、と思う
後から聞いたけど、私が自分から謝りに来なければその子は引っ越して転校することを考えていたみたいだった
引っ越し費用と慰謝料をいじめっ子たちに請求もするつもりだった、と
サポの場合はそれが事務所からの告訴になるんだろうね

小学生で自分のやったことを悪いことだったときちんと打ち明けられたあなたはとてもえらかったね。
打ち明けられる状況にあった親子関係も元々とてもいいものだったんじゃないかと思う