ハイブがミン代表の和解に応じないと思われる理由

ミンCEOがハイブからアドアの株式20%を引き継いだ際に署名した株主間契約には、CEOとしての任期だけでなく、どのような権限を行使できるかが詳細に記されている。
内容は、アーティストの育成、音楽の企画・制作だけでなく、マネジメントの面でも、独立した意思決定がかなりの程度保証されている。

ミンCEOが和解交渉をする上で「刑事告発を取り下げて、競業禁止条項を一部撤回してくれれば、株主間契約のオプションについて検討の余地がある」と持ちかけたのはそのため。

しかし、アドアの取締役会に加わったハイブの社内取締役は音楽の専門家ではなく、経営の専門家であることを考えると、経営には深く関与するが、アドアの創作活動には関与しない(できない)可能性が高い。

＝新しい取締役(3人)は、ニュジの音楽性やアイドルのプロデュースには興味がない(専門外だから)

結論
株主間合意が足枷になっているのはミンCEOの立場であり、ハイブはミンCEOの経営買収と背任疑惑に対する正当性を失わないために、慎重なアプローチを取ることができる。和解には合意しないだろう。

ミンヒジンの交渉のカードが弱いんだね
ニュジのプロデュースを誰がどうするかはミンヒジンにとっては大事なことだけど、ハイブにとっては大事なことではなかった

たしかに、事の発端もミンヒジンの経営権の簒奪とニュジを連れて出て行くかどうかだったから、当面の間ミンヒジンにそれができないとなればハイブの目的は達せられてるのかも