結論として、HYBEの生存重視の経営と、ミン・ヒジンのアーティスト中心のアプローチの対立は、より深い問題を反映しています。アイデンティティや基本的な目的を持たない企業は、その「心」を失うだけでなく、基盤となるアーティストやクリエイターの信頼をも失いかねません。HYBEが前進するためには、アーティストと彼らの作品が持つ本質的な価値を認識し、それを会社の成長とともに守ることが不可欠です。

「成長だけを追い求めるゾンビのような経営」という表現は、このことを指しています。そのため、「もう離れるべきだ」という声が上がっています。才能あるアーティストやクリエイター、例えば◯◯◯のような人々は、自身のためにも、K-popの未来のためにも、HYBEを離れるべきだという意見です。

HYBEはアーティストの才能と努力、彼らが生み出すコンテンツとその芸術的価値を資本と権力の源泉として利用していますが、その生存と成長のために、これらを犠牲にする可能性があります。

HYBEがNewJeansに限らず、アーティストやその価値に対してこうした扱いをする可能性があることが問題の本質です。もし本当にアーティストとその創作物を「企業の最重要資産」として大切に思っているなら、グローバルで成功を収めた、将来性のあるグループをこのように扱うことはないはずです。

アーティストを一夜にして解散させたり、放置したり、使い捨てのように扱うことはできません。彼らを守らず、盾のように利用することも許されません。契約を通じて得られる利益を正当に分配することなく、子会社の業績を水増しするために内部取引で不正利用することもあってはなりません。アーティストが本当に尊重されているなら、いじめ問題が発生した際、まずは自分たちの管理下でそのような事態が起きたことに遺憾の意を感じるべきです。そしてCCTV映像を調べたり、責任を転嫁するのではなく、責任を持って問題を解決するべきでしょう。

このように、HYBEが現状行っているのは、エンターテインメント企業として最も基本的な責務である「アーティストを守ること」を怠る行為であり、ファンがそれを補おうとせざるを得ない状況が生まれています。しかし、契約上の力が大きいため、アーティストがそれを打破するのは容易ではありません。変化を起こすには、ファンやアーティスト、そして市場全体が力を合わせる必要があります。

ミン・ヒジンやNewJeansがこの「戦い」に勝ち、新たなビジネスモデルを成功させることを願っています。そのモデルの良い面が業界全体に標準化されることで、才能あるK-popアーティストが適切に尊重され、自由に創作できる未来が築けるはずです。そしてそれが健全なK-pop産業の発展、さらには韓国全体の未来にもつながるのではないでしょうか。

すべてには理由があり、最終的には正義が勝つ――ミン・ヒジンの言葉を信じています。彼女とNewJeansが経験している困難は、K-popと韓国の未来を変えるという、さらに大きな使命のためではないでしょうか。(2/2)

〇〇〇にはBTSが入ります