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今のNCT、無限拡張システム…ファンは納得しているのか?

6月、Kポップ市場を再び揺るがしたニュースが伝えられた。 SMエンターテインメント(以下SM)の大規模グローバルオーディションである「2022ウェルカム·トゥ·ザ·ネオシティ(2022WelcometotheNeoCiTy)」が開催されるというニュースだった。

「ウェルカム·トゥ·ザ·ネオシティ」の開催がグローバル音楽ファンの耳目を集中させた理由は、該当オーディションを通じて発掘される新しい顔に与えられる破格的なデビュー機会のためだった。 1、2次オーディションを通過した最終合格者にSM専属契約はもちろん、今後NCTメンバーとしてデビューできる機会まで提供されるという話に、次期Kポップスターを夢見る人たちの挑戦は波のように続いた。

しかし、該当オーディション開催のニュースに接したNCTファンの反応はそれほど嬉しくなかった。 ファンの反応は当然だった。 すでに多様に派生したNCTユニットグループが長い活動の末、一連の成果を収め立地を固めることに成功した状況で、オーディションを通じて抜擢される新しい顔が突然チームに合流するのが嬉しいはずがない状況であるためだった。

もちろんこれはデビュー当初から「無限拡張」「無限開放」をコンセプトに掲げたNCTのグループ色に歩調を合わせた歩みの一環だろう。 しかし、デビュー7年目(初ユニットデビュー基準)、蚕室メインスタジアム入りまで終えたグループが続々と誕生している今の時点で、果たして新しいメンバーを無限に迎え入れるシステムが肯定的な結果を生むかは、もう少し悩んでみなければならない問題になった。

デビューしたメンバーたちも空白期なんですが…「無限拡張システム」の維持が答えだろうか。
2016年本格的な出発を知らせたNCTは開放性と拡張性に重点を置いた「無限開放·無限拡張システム」を適用した独特な構造でデビュー当初から大きな注目を集めた。

NCTという大きな枠組みの中で毎アルバム、活動ごとに自由にメンバーを構成しユニットを披露するシステムの特性上、NCT内には相当数のユニットグループが存在する。 曲のコンセプト、ジャンル、メンバー間のバランスによって似合うメンバーをユニットに関係なく選定する連合ユニットNCTU、ソウルを中心に活動するという方向性で出発したNCT127、青少年連合チームで始まったNCTDREAM、中華圏基盤活動を中心とするWayVなどチームの色もメンバーも多様だ。 さらにSMは今後、米国現地活動に重点を置いたNCTハリウッド(仮称)のローンチング計画まで明らかにした状態だ。

所属事務所の立場からすると、NCTのシステムはかなり効率的である。 いつでも新しいメンバーを投入して「新しいゲーム」を組めるという点は多様な不安要素を抱いているKポップ市場で所属事務所にはかなり心強いカードであるためだ。 新しいグループの立ち上げに投入される人的、物的コスト削減の面でも魅力的だ。 少ないリスクで高い収益を期待できるシステムだという話だ。

だが、いつのまにかNCTU·127·ドリームがデビュー7年目を迎えた今、このようなシステムの効率性だけを追求し「無限拡張」を継続するのが正しいのかに対する疑問が続いている。 単純にデビュー後、各ユニットが長い活動を続けてきたためではなく、各チームが国内外のKポップ市場で確固たる地位を固めつつ訪れた変化による疑問だ。

実際、NCTDREAMは最近、国内歌手には最高の舞台に挙げられる蚕室オリンピックメインスタジアムの舞台に入り、キャリアに新しい歴史を刻んだ。 NCT127も今月末、メインスタジアム入りの夢を叶える予定だ。 アルバム販売キャリアもしっかりしている。 NCTDREAMは上半期正規2集とリパッケージで360万枚余りの販売高を上げ、NCT127もやはり先月発売した正規4集「疾走」で初動154万枚余りを突破する記録を立てた。 これは現在、Kポップ市場に有名なグループと比べても最上位圏に該当する成績だ。

これはすなわちNCTの各ユニットがKポップ市場で一連の立地を固めることに成功したことを意味する。 デビュー当初、卒業規定、メンバーの変化などでファンダム拡張に苦戦したりもしたが、卒業規定の廃止、メンバー構成の安定化などを通じて今の成長軌道に進入したわけだ。 各ユニットがすでに成果を上げて立地を固めた状況で、NCTの絶え間ない新しいメンバー迎え入れシステムが果たして今のような役割を果たすことができるのか疑問に思う理由だ。

NCTに一番遅く合流したソンチャンとショウタロウの活動空白も、このようなシステムの有効性に対する疑問を膨らませる。 2020年10月NCTに合流したショウタロウとソンチャンはNCT団体活動には参加しているが、まだ所属ユニットはない状態だ。 状況がこうなので、団体活動よりはユニット活動を活発に披露しているNCTの活動で、2人のメンバーは避けられない空白を持つしかない状況だ。 すでにデビューしたメンバーたちの活動もまともに行われていない状況で、オーディションを通じて発掘した新しい顔をNCTに投入するという計画が果たして新しいグループローンチングよりさらに大きな絵を描く正しい方向なのかは多くの悩みが必要だと見られる。

https://m.news.nate.com/view/20221011n04291?mid=e0600
 
ぱるぎょん