**トロール効果（Troll Effect）**とは

インターネット上で他者を挑発したり、不快にさせることを目的とした投稿をする「トロール（荒らし）」に対し、反応することで状況が悪化する現象を指します。

トロール効果の具体的な特徴

1. 荒らしの投稿に反応することで、議論が拡散・加熱する
* トロールは、挑発的・扇動的な発言をすることで、他者の怒りや反応を引き出そうとします。
* それに対して真面目に反論したり、正論で諭そうとすると、トロールはさらに煽り、結果として炎上状態になることがある。

2. 本来の議論や話題がトロールに乗っ取られる
* もともとあった建設的な議論が、トロールの発言によって脱線する。
* まともな意見を述べていた人も巻き込まれ、掲示板やSNSの雰囲気が悪化する。

3. トロールが目立つことで、同様の行為をする人が増える
* 目立ちたがりの人や、同じような考えを持つ人が便乗して荒らし行為を始めることがある。
* 一部のユーザーが「荒らし対策」と称して反撃し始めると、さらに悪循環が生まれる。

トロール効果を防ぐには？
* 無視する（”Don’t feed the troll” / 「トロールにエサを与えるな」）
→ トロールの目的は「反応を引き出すこと」なので、無視すれば自然に消えていくことが多い。
* 適切な管理（通報・ブロック）
→ 掲示板やSNSでは、通報機能やミュート、ブロックを活用する。
* 感情的にならず、冷静な対応を心がける
→ 感情的な反論をすると、トロールの思うツボになってしまう。
トロールは「相手が反応すること」で力を得るため、最も効果的な対策は無視し、関与しないことです。

もうここで荒らす奴をトロールと呼ぼう